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アメリカ モンテッソーリ園視察

 今日は、春休み見学に行ったシカゴのモンテッソーリ園について、ご紹介したいと思います。シカゴは、アメリカ第三の都市で、トランジットなどで、シカゴ・オヘア国際空港にはいらっしゃった方も多いかと思います。今回、私も初めて滞在をしたのですが、ダウンタウンの高層ビルからもミシガン湖が見え、とても美しい街でした。


 伺った「the Ancona School」は、バラク・オバマ元大統領の邸宅もある、ハイドパークの住宅街にある1962年設立の私立学校です。小学校より下の子ども達が、モンテッソーリクラスで学んでいます。アメリカのモンテッソーリ園では、国際基準である「AMI」の先生とアメリカ独自の「AMS(American Montessori Society)」の資格を持つ先生、どちらかが多いのですが、こちらはAMSの資格を持っておられる先生方がいらっしゃいました。


 子どもの写真は撮れなかったので、お部屋の様子だけご紹介します。


 数のエリアです。2人の子どもがとても熱心に「銀行ごっこ」をやっていました。数字を作るとき、さいころを使っていたのが、印象的でした。

 文化のエリアです。楽器が壁に掛けられており、とても良いアイディアだと思いました。


「花の水替え」のお仕事です。親御さんのお一人が、クラスのために、お花を持ってきていました。


 自由の中にもきちんと規律があり、良い意味で非常に統制のとれたクラスで、先生方の力量に感心しました。ご存じの方も多いかと思いますが、アメリカのモンテッソーリ園は、学費がとても高いです。欧米の赴任先から帰国された親御さんには、「日本では、アメリカよりは負担のない形で、モンテッソーリ教育が受けられるので、良いですね。」とよく言われるのですが、それでも、モンテッソーリ教育の評価は高く、通わせたい親御さんが多くおられるようです。


 最後に、3月でご卒業されたお子さまや親御さんからいただいたお手紙をご紹介します。


 ご自分でお手紙を書いてくださった小学校3年生の男の子は、スクール開設当初の3歳からこちらに通ってくださいました。小さい頃は、シャイだった男の子が、小学生クラスでは、低学年のお子さまを上手にサポートするお兄さんに成長されました。お手紙に、好きだったお仕事の名前が書いてあり、とても嬉しかったです。


 もう一人の女の子は、インファントクラスに2歳から入られました。お父様、お母様の愛情たっぷりにお育ちになられたお子さまで、母子分離が初めてでお母さまも随分ご心配されていました。幼稚園受験クラスにもお通いいただき、見違えるように変わられ、すっかりお姉さんになってご卒業されました。


 頂いたお手紙をすべてご紹介できず、申し訳ございません。お手紙は、職員で読ませて頂き、大切に保管させて頂いております。親御様には、いつも職員へお心遣いを頂き、本当に有難うございます。夏休み前から、「英語で学ぶモンテッソーリ」のクラスも開催予定です。詳細は、こちらのホームページでもご紹介する予定ですので、楽しみにお待ちくださいませ。

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