モンテッソーリの言う「自由」とは「制限のある自由」を差し、子どもが何をしてもよいという自由ではなく、子どもにして良いこと、悪いことを明確にした上で、自由な環境=整えられた環境を与えます。子どもは「制限のある自由」を早くから、体験することにより、世の中の秩序を学び、その中で安心感を持って生活することができます。

整えられた環境

「整えられた環境」とは、教室の中で、教師が子どものために用意する環境をさし、教師が子供の発達に適切な環境を用意することで、子どもの成長を促すとされています。「環境」の中には、子どもの体の大きさにあった家具、発達段階に合わせた魅力的な教具、などの物的環境だけでなく、人的環境を含めたものさし、教師自らも環境の中に含まれます。

「お仕事」とは、子どもが教具を使ってする作業をさし、子どもはお仕事によって、集中力、自立心、持続力を養うことができるとされています。教具の中には、分野によって様々な種類があり、生活の中のものを教具として、手と目の協応性、指先の練習などを行う日常生活の練習、感覚を養う感覚教具、言語を培う言語教具、数の力を担う数教具などの分野に分かれています。

敏感期 -Sensitive Period

「敏感期」とは、子どもがある特定の期間に、無意識のうちに努力をなしに特定の能力を身に着けていく時期を差し、0歳~6歳ごろまでに表れます。敏感期には、「言語の敏感期」「数の敏感期」「感覚の敏感期」など様々なものがあり、モンテッソーリ教育では、この時期を逃さず、適切な教具を紹介することによって、子どもが無理なく能力を身に着けることができます。

制限のある自由
お仕事 -Works
-The Prepared environment
-Freedom and Limits
What's montessori?

Help me to do it myself

-Maria Montessori

モンテッソーリ教育は20世紀初頭、医師であるマリア・モンテッソーリ博士によって、イタリアで考案された教育法です。

1907年ローマにて初めてのモンテッソーリ園「子どもの家(casa dei bambini)」が設立されるやいなや、瞬く間に世界各地に、広がりました。

最近では、英国王室のジョージ王子が通っている学校としても、話題になり、数々の著名人に影響を与えた教育法として知られています。

 

モンテッソーリの理論は、直接観察による科学的基盤に基づいています。モンテッソーリ教育では環境がもっとも大切であるとし、教師が子どもの興味と発達中の能力にふさわしい環境と教具を用意することで、子どもの自律を促します。

 

モンテッソーリのクラスでは、子どもが教具を使ってする作業を「お仕事(Work)」と呼び、お仕事によって子どもが真の姿「正常化(Normalization)」すると考えられています。