私がモンテッソーリ園を選んだわけ③
- Nahoko Kado
- 5 時間前
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前回、モンテッソーリ教育にはおしごとを自分から喜んでする仕掛けがある、というお話をしましたが、その一番大きな仕掛けが「敏感期」という考え方です。
子どもは自分で自分を創っていきますが、何かを習得するのには適した時期があり、その時期になら容易くそのことが習得できるというものです。お教室にはその敏感期の時期にやりたくなるおしごとが豊富に用意され、子ども達は、好きなだけそれを繰り返すことができる環境が整えられています。子ども達は敏感期に導かれて自らおしごとを選び、納得するまで繰り返し、それをもう十分身に付けたと思ったら、自分でもう終わりと決めるのです。一つの敏感期が終わる頃には次の敏感期が現れ、子どもはまた次の活動に自ら取り組んでいくのです。

私たちモンテッソーリ教師の役目は子ども達が今発達のどの段階にいて、どんな敏感期にあるのかを観察し、教室や教具の環境を整えることです。そして教具の正しい使い方を示します。最近はモンテッソーリ教育を謳う園が増えてきましたが、実際に園を訪ねてみると教具が棚に並んでいるだけで、子ども達に使い方を教えること(「提供」といいます)ができる先生がいない園も多いですし、いても責任者の先生だけということもあります。
私自身も子ども達の園を選ぶとき、まずはきちんとモンテッソーリ教師の養成コースを修了している先生が各クラスにいるか、子ども達が十分におしごとをする時間が毎日確保されているかということを基準に、いくつかのモンテッソーリ園を選び見学に行きましたが、モンテッソーリをどの程度実践しているかは園によって大きく違いました。またモンテッソーリ教育という点以外でも各保育園や幼稚園には色々な特色があり、どの園を選んだらいいのか迷ってしまうという方もきっと多いと思いますが、全ての希望を満たす自分にとって完璧な園というのはなかなか存在しないと思います。自分の希望の中でどの項目は譲れなくてどの項目なら家庭や習い事で補うことができそうかを考えながら各ご家庭に合った園を選ばれると良いのではないかと思います。
最後に、時々お父様、お母様方から受ける質問に、どんな子どもにモンテッソーリ教育が向いていますか?というのがあります。モンテッソーリ教育自体はどんなお子さんにも向いている教育だと思います。強いていうなら、お子さんよりもお母様お父様には合う合わないがあるのではないかと思っています。
どんなに素晴らしい教育方法でも、お教室や園とご家庭が違う方を向いていると効果はあがりません。モンテッソーリ教育がお父様お母様にとって納得がいくか、魅力的に感じられるかというのはとても大切かと思います。モンテッソーリ教育について知っていただき、園と家庭が協力し合ってお子さんを育んでいけると良いなと思っています。
何回かにわたり私の拙い文章をお読みいただきありがとうございました。少しでもモンテッソーリ教育の魅力が伝わりましたら幸いです。クラスにお通いの方で何か聞いてみたいことや相談したいことがありましたら、お迎えの際などにお気軽にお声がけ下さい。



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