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モンテッソーリ教育に合わない子どもは?

 今日は、少し刺激的なタイトルになってしまいましたが、モンテッソーリ教育についてあまりご存じない方が疑問に思っていらっしゃる「モンテッソーリ教育に合わない子どもがいるのか?」ということについて、お答えしようと思います。2016年に書かせて頂いたブログが未だにアクセス数が多いのですが、結論から申し上げますと、モンテッソーリ教育の現場では、合わない子どもはいない、と考えられています。

 日本では、モンテッソーリ幼稚園の多くは、お仕事の時間の後に、外遊びの時間を設けているので、活発なお子さんでも、目いっぱい身体を動かす時間がありますし、モンテッソーリ教育は、個々でお仕事をしますので、集団でペースを揃えるのが難しいお子さまやおとなしいお子さまでも、それぞれに居場所があります。


 ただ、残念ながら、モンテッソーリ教育に合わない親御さんは、一定数いらっしゃると私たち教師は考えています。少し厳しい言い方になりますが、具体的には、「自宅でサポートをせずに、教室や幼稚園任せの親御さん」です。私たち教師がお子さんに接している時間は、一週間の中でわずかな時間です。モンテッソーリ教育は、「子どもの自立」を最終目標にしているため、家庭での生活が一番大切になります。モンテッソーリ教育に限らず、どの教室でも、学校でも同じかと思いますが、家庭生活がベースにあってからの教育かと思います。


 特に月齢の小さい間は、規則正しい生活を送ることが、子どもの心を落ち着けますので、食事、睡眠、入浴などを、なるべく決まった時間にして頂ければと思います。親御さんが病気になられたり、あるいはお仕事などでスケジュールが変わられたりすることもあるかと思いますので、それほど神経質になることはないかと思いますが、可能な範囲でそれぞれのご家庭なりの、ルーティンを作って頂ければと思います。


 「家でも、お仕事をする時間を設けた方が良いですか?」と時々ご質問を頂くことがあるのですが、まずは、お仕事以前の身支度など、ご家庭でなるべく生活面での自立が出来るよう、親御さんが、上手に手伝って頂ければと思います。


 教室にいらっしゃる親御さんには、それぞれのお子さま、ご家庭に合わせて、こちらからアドバイスをさせて頂いたり、ご質問にお答えしたりさせて頂いております。


 最後にインファントクラスのお仕事です。「カニの洗濯ばさみ」のお仕事。なぜか手で持つ部分をつけようとするお子さんが多いのですが、2歳児の男の子は、上手に洗濯ばさみを開いたり閉じたりしていました。


 マスク生活が明け、ご体験の方も増え始めています。いつでもご入会は可能ですが、4月からが年度始めとなっておりますので、ご体験をご希望の方は、お早めにどうぞ。


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