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夏に向け、トイレトレーニング!

 少しずつ暖かくなってきましたので、トイレトレーニングをお考えの親御さんもいらっしゃると思いますので、お話できればと思います。

 以前のブログ でも、書かせて頂きました通り、トイレトレーニングはモンテッソーリ教育では、「Toilet learning」と呼ばれ、自立への一歩とされ、大変重要な意味を持ちます。スクールでも、オムツが外れると、子どもの自信につながるのか、グンと精神的に成長されるお子さまが多いです。


 水を吸ったオムツをはかれたことがある方は、ほとんどいらっしゃらないかと思います。以前、スクールのトイレトレーニング講座で、オムツの吸水性実験をしたことがあるのですが、吸水されたオムツはとんでもなく重く、また固くなって、不快です。重たいオムツですと、子どもの動きも制限されます。時代の流れなのか、年々オムツが取れるのが遅くなっている印象を受けるのですが、身体的、精神的な面においても、トイレトレーニングはなるべく早めに始められると良いかと思います。


 進め方については、親子カフェ の方で、詳しくご説明させて頂いたので、よく会員の皆さまから聞かれることをQ&A方式でまとめたいと思います。


Q1:用意する物は何ですか?

A:オマル、補助便座、踏み台(補助便座を使う場合)、パンツがあれば良いかと思います。補助便座は足がつかず、嫌がるお子さまが多いので、オマルがあると良いかと思います。トレーニングパンツや普通のパンツにパッドを入れられる方も多いのですが、濡れた感覚が分かった方が良いので、思い切って、普通のパンツにされた方が早くオムツが取れると思います。


Q2:まず、最初にどんなことをすれば良いですか?

A:決まった時間、例えば朝起きてすぐ、ご飯を食べ終わった後、夜寝る前にトイレ(オマル)に座る習慣をつけると良いかと思います。親御さんが排泄リズムを把握している場合は、そのタイミングに合わせて連れて行くと良いと思います。トイレを怖がってしまうとトイレトレーニングがなかなか進まなくなるので、スクールでは、お帰りの20分前ぐらいのオムツを替える際に、トイレに座る練習をしています。


Q3:いつぐらいから、始まれば良いですか?

A:幼稚園前ぐらいに始めれば良いとお考えの親御さんも多いのですが、3歳を過ぎると、排泄=オムツの中でする、という感覚が当たり前になっているので、それを覆すことがなかなか難しいです。親御さんが負担に思われることはないのですが、早く始めた方が、楽にオムツが取れているケースが多いです。

 座れるようになったら、遅くとも、1歳後半から2歳半ぐらいまでには、始めてほしいところではあります。


Q4:どういうところに、気を付けて進めればよいですか?

A:一度パンツにしたら、なるべくオムツに戻らない方が良いので、外出が少ないときに始められると良いかと思います。1週間、2週間は、ご自宅が水浸しになることを覚悟の上で、始められると良いかと思います。

 後は、一度パンツにしてしまうと、ご自宅の中が大惨事になってしまうことが多いと思いますので、心の余裕を持てるように、お母さまもしくは、お父さまお一人だけでなく、大人の手が沢山ある時期に、始められると良いかもしれません。


Q5:トイレトレーニング中に、外出する際は、どうすればよいですか?

A:スクールでは、ご家庭と連携して、ご家庭でトイレトレーニングを始められたら、スクールでもなるべくパンツでいらして頂くよう、お願いしています。パンツの上から、紙おむつをはくと、万が一失敗した際も、移動場所で、迷惑にならないので、そのようにされている方が多いです。


Q6:おもらしをしたとき、どのように声がけをすれば良いですか?

A:子どもは失敗をしながら、学んでいくものですので、叱らない、神経質になり過ぎないようにしてください。なるべく感覚=言葉になるように、「パンツが濡れちゃったね。気持ち悪いから、取り替えようか。」とポジティブな声がけをしてあげてください。


 最後にクラスの様子を。

 インファントクラスでは、水彩絵の具でお絵かきをしました。絵筆ではなく、タンポを使っているので、月齢の低いお子さまでも取り組みやすいです。


 プライマリークラスでは、お天気が良かったので、「お洗濯」のお仕事を出しました。年少児さんが一生懸命取り組んでいました。



  夏に向け、サマースクールなどの計画を立て始めている親御さんも多いかと思います。そろそろスクールでも、ご案内をさせて頂きたいと思っておりますので、楽しみにしていてください。

 



 

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