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モンテッソーリ映画 視聴感想★ 

新学期が明け、随分時間が経ってしまいましたが、ゴールデンウィーク前に、イタリア・フランス合作の「マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド」を観てきました。モンテッソーリ教育が発達支援から始まったことはよく知られていますが、彼女が発達に特徴のある子どもたちの施設を作り、その成功や経験を土台にして、定型発達の子どもたちにもモンテッソーリ教育を広めていくという話です。映画では、いよいよ施設をオープンするという所までが描かれています。

 私達モンテッソーリ教師は、ディプロマを取得する過程で、モンテッソーリ博士の生い立ちや人生などを、勉強しているので、すんなりと話が理解できましたが、全くモンテッソーリのことを知らない人には、分かりにくい内容だったかもしれません。原題は、「La nouvelle femme」という題名で、フランス語で「新しい女」という意味です。モンテッソーリは女性として、イタリアで初めて医師になったり、未婚で子どもを出産したり、その当時は、非常に革新的な女性だったのですが、具体的な教育法にフォーカスした映画ではなく、彼女の人生を描いている内容でした。映画の中で、私たちがスクールで使っている感覚や言語の教具が出てきて、興味深く見ていました。


 知り合いやスクールに勤務している先生から、小学校での子どもたちの様子を聞くことがあるのですが、授業中、立ち歩いたり、コミュニケーションが難しかったり、座って話を聞くということが出来ない子どもも多くいるようです。周りもですが、何より本人がその状況により、苦しい思いをしていることが多いかと思います。


 スクールでは、療育に通いながら、こちらに通われているお子さまもいらっしゃいます。私たちは、医師ではないので、診断をすることは出来ませんが、モンテッソーリ教育が療育を原点としており、またカリキュラムは個々の発達に合わせて、段階を踏んで難しくなるため、集団での指示行動が難しい、神経発達症のお子様にも親和性が強いかと思います。集団でのクラスが難しい場合は、個別でのクラスもご案内しております。気になる方がおられましたら、ぜひ一度ご体験にいらして頂ければ幸いです。


 最後にクラスの様子を少し。もうすぐ父の日ですので、インファントクラス、プライマリークラスでは父の日の制作をしています。

 インファントクラスでは、それぞれスタンプで足形を、プライマリークラスでは、カードを作りました。

父の日 インファントクラス
父の日 プライマリー
父の日 プライマリー

 最近、プライマリークラスに時々入っているのですが、インファントクラスからご進級されている方が殆どだからでしょうか、皆落ち着きがあり、集中力がとてもあります。自分で選んでいることをやっている時の、子どもの生き生きした眼差し、集中力には目を見張るものがあります。小さい頃から、自己選択することの大切さ、またモンテッソーリ教育の素晴らしさを実感しています。

 今年のサマースクールは、職員研修により、7月22日~25日、27日~30日と少し早いスタートになってしまいましたが、「五感を楽しむ夏」をテーマに、虫、花、魚、クッキングなど、目で見て、触って、聞いて、匂いを嗅いで味わえるプログラムとなっております。会員様だけでなく、非会員の皆様も大歓迎です。ぜひ、遊びにいらしてください。


 


 

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