こんにちは。2025年もスタートしあっという間に2月に入りましたが、私は、昨年の4月より受講しておりましたモンテッソーリ発達支援士の資格取得の研修と試験の為、1月中旬に福島県に行って参りました。
そして、無事に初級モンテッソーリ発達支援士のディプロマを頂きました。
発達支援方法は子どもそれぞれで異なりますが、今回のブログでは、どのような考えで支援していくかについて書いてみたいと思います。
近年、発達障害という言葉を耳にすることが多くなり、私自身も困っている子どもの援助をしたいという思いで、勉強を始めました。
そもそも、モンテッソーリ教育というのは、現代では早期教育のようにとられることも
ありますが、本来は「自分ができるようになりたい」と子どもが自ら成長したいという自己教育力を育む教育です。イタリアで初めての女医であったマリア・モンテッソーリ先生が、障害のある子のために始めたことがスタートです。個別教育であり、子どもはひとりひとり違うということが前提の教育ですので、どんな発達の子も「できるようになりたい」という気持ちを、環境を整えることによりかなえることができます。
このように、モンテッソーリ教育は健常児とか障害児とかの区別なく、すべての子どものための教育であるため、発達支援をにもとても適しています。
一方で、子どもを支援するには、やはりモンテッソーリ教育だけというのは難しい面があります。現代の科学で発達障害については様々なことが分かってきているので、それについても学んで参りました。子どもが特性をもっていて、それにより困っている時に、どうして困っているかを理解し支援することが大切だからです。その困り感を理解し、その子のための環境を整えることで、子どもはモンテッソーリの環境に適応して自らを発達させる力を発揮できるようになるのです。
この講習には沢山の幼稚園や保育園の先生もいらしていました。皆子どもの成長を支援したいという共通の思いで学び、充実した時間となりました。
大人数の園での発達支援は大変だと思いますが、当スクールは少人数制ですので、ひとりひとりの子どもとじっくり向き合うことができます。何かお子様のことで気になることがありましたら、ご相談ください。お子様がどんなことが苦手で、それはどこから来るのかを専門的知識をもって検証することでどのうようにお子様に関わればよいのかという支援の方法がみえてきます。
一般論でお子様を決めつけることはせず、ひとりひとりの子どもに向き合うことが大切です。
子どもの自らの発達する力を育むお手伝いができるよう、私達教師も学び続けることの必要性を改めて感じています。ご一緒にお子様の成長を見守っていきましょう。

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