マスク解禁となったこともあり、先月、今月からご入会のご希望や、ご体験のお問合せを多く頂戴しております。
さて、今回は何を書こうかと迷っていたのですが、よく会員様から頂くご質問について書かせて頂こうと思います。お子さまも、3歳前後になると、世界が広がり、少しずつ他のお友達にも興味が出てきます。そこで、ご相談に上がってくる内容が、「お友達のおもちゃを取ってしまう」「おもちゃを譲れない」「わざとお友達に嫌がらせをする」など、お友達との関わり合いに関するご相談です。
スクールでは、モンテッソーリの環境ですので、教具は同じ種類のものはひとつしかありません。ですので、子ども達は、同じ教具を使いたい場合、必然的に「待つ」ということが必要になります。
子ども達は、少しずつこのルールが理解できるようになるのですが、初めてモンテッソーリの環境に入られたお子さまは、「私もやりたい」と言って、教具を取ろうとしたり、あるいは「貸して」と言ったりされます。
そういった場合は、まずは教師が子どもの気持ちを受け止め、「〇〇ちゃんは、これが使いたいんだね。」と気持ちを代弁します。
次に、「〇〇ちゃんが、今は使っているから、待っててね。使っている間、他のお仕事を探してみようか。」と言って、教師が子どもと一緒に別のお仕事を探したり、あるいは、子どもが自分から別のお仕事をして待っていたりします。
公園や児童館などでも、子どもの遊具の取り合いということが起こるかと思いますが、まずは気持ちを受け止め、代弁してあげてください。また、無理に取ろうとする子どもには、どうやって言えばよいかを伝えてあげましょう。例えば、「貸して」って言おうね、あるいは、「待っててね」って言おうね、など、言語化する方法を教えてあげると良いです。
また、他の親御さんがいる状況ではなかなか難しいかと思いますが、スクールでは、子ども同士のやり取りは、安全を考慮した上で、状況に応じて、見守ることも大切にしています。1、2歳児ではなかなか難しいですが、3歳前後以降になると、自分達で譲り合ったり、少しずつ子どもも社会性が出てきて、なんとなく子ども同士で折り合いをつけていったりしています。
コロナ禍で、子ども同士の関わりが少なく、どうやって、お友達と仲良くなれば良いかわからないお子さまもいますが、少しずつ社会性が身についていければと思います。
最後に今日のインファントクラスから。

3歳前の仲良し女の子二人組が、テラスでボール投げをしていました。テラスに楽しそうな笑い声が聞こえていました。
サマースクールも今年は、皆さまお申込みが早いようです。非会員の方もいらっしゃるので、新しい出会いを職員も楽しみにしております。お申込みをご希望の方はお早めにどうぞ。
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